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日本の電車でがっかりしたこと

日常生活

先日、『“1年半ぶりに帰国”した日本人がモヤっとした←全然共感できない記事だった』というブログを書いた。

この記事の内容には全然共感できなかったのだが、私も私なりに日本に久々に帰国してガッカリしたことがある。

それは空港からの電車内で起こった。

 
 
 
久々の一時帰国でイギリスから羽田空港に到着した。

平日の夜だったので電車もそれほど混んでいないのでは?と電車で宿まで行くことにした。

しかしそれは間違いだった。

平日22時くらいだったのに電車はかなり混んでいて、最初の電車には乗れなかった。

なぜなら私たちは大きなスーツケースを1人2つずつ、計4つ抱えていた。

羽田空港駅なので、スーツケースを抱えた乗客ばかりがプラットフォームに並んでいる。

私と相方は乗客の少なさそうな車両辺りに並び、次の電車を待った。

来た電車はやや混みだったが、乗車することはできた。

空港から出ている電車には車内にスーツケースなどを置く多目的スペースなるものがある。

私とパートナーは他の乗客の迷惑にならないよう、そのスペースにスーツケースを置きたかったのだが、そこには既に20~30代と思われる日本人カップルが、スーツケースを横に持って壁にもたれかかり談笑していた。

またドア横には20代のオタクっぽい日本人男性が動画を食い入るように見つめている。

私はスペースを開けてもらおうと、この3人に向かって『すいません』と言ったが、どちらも動かない。

いや、この写真じゃ誤解されそうだからもう1枚アップしよう。

だって電車はそこそこ混んでいたのだ。

実際はこれに近い感じで、私たちはスーツケース4つ持ち、他にもスーツケースを持った乗客がたくさんいたのだ。

なのにカップルは『うふふ~』『あはは~』、オタクは顔を上げない。

個人的には混んでいる車内で幅をとって『あはは~』『うふふ~』は信じられない。

このカップルがきちんとスーツケースを詰めてくれれば、他に3~4つはスーツケースが収まるだろうに。

かたくなにドア横を陣取って『俺には関係ない』と動かない若者にも閉口。

私はイラっと来てもう一度声を掛けようとしたけれど、相方は『仕方ないよ』というように首を横に振って私を止めた。

仕方なく私たちも他のスーツケースを持った乗客たちも、車内の真ん中でスーツケースを必死に手で押さえながら電車に揺られていた。

 
 
 
すると私がスーツケースを抑えている手に激痛が走った。

見ると、リュックを手に持つでも前にするでもなく背中に背負ったままの女性が立っていて、そのリュックにはヘアクリップが付いていた。

まず東京に住んでいる日本人で、混んだ電車内にリュックを背負ったまま乗ってくる人がいることに驚いた。

驚いている合間に、その女性はリュックをを私の手にぎゅうぎゅうと押しつけてくる。

ヘアクリップが私の手に食い込む。

「え、痛っ!」

思わず声が出てしまったが、その女性は振り向きもしない。

もしかしたらスーツケースを持った乗客がたくさんいたことにイライラして、わざとやっていたのかもしれない。

でも申し訳ないけれど、これって空港直通の電車だからスーツケースを持った乗客が多いのは仕方ない。

それが嫌なら引っ越すなり職場を変えるなりした方がいい。

嫌がらせにしろわざとにしろ、長年海外に住んでいて『日本人は良い人』神話を信じてしまっていた私は、そんな日本人がいることに驚いた。

 
 
 

ようやく最寄り駅に到着し、地上に出るのにエレベーターを使いたかったのだが。

エレベーターを待って並んでいると、エレベーターが到着した瞬間にささっと走りこんできたサラリーマン2人が横入りしてエレベーターに乗り込んだ。

・・・・・・。

エレベーターって体の不自由な人や荷物を持った人が優先なんじゃないだろうか?

ささっと素早く走りこんできたところを見るとこの2人は身体が不自由でもなさそうだし、大きな荷物を抱えているわけでもなかった。

私はエレベーターに乗り込めたが、このサラリーマン2人の横入りで相方は乗れなかった。

リーマン2人は知り合いでもないようで、各々がささっと横入りしてきたおじさんたちだったが、どちらも相方が乗れないことに知らんぷりを決め込んでいた。

相方は私とリーマン2人を乗せたエレベーターを見送り、次のエレベーターを待った。

 
 
 
私はショックだった。

日本ってこんなだった?

インバウンドのマナーとか色々言われてるけど、日本もなかなかひどくない?

ロンドンにも観光客はたくさん来るから、スーツケースを持ってバスや電車に乗る人をしょっちゅう見かける。

そういう人が来たら、みんな多目的スペースをさっと空ける。

だって『そーゆーもん』でしょう?

そのスペースは車椅子やベビーカー、大きな荷物を持った人のためのもの。

それを専用のスペースに置くのは、本人たちだけのためではなく乗客みんなのため。

割り当てられたスペースに置くことで他の乗客もスムーズに乗り降りできる。

それなのに男が1人陣取って動きもせずに動画を観てたら?

カップルが幅を取って談笑してたら?

ごめん、変。

この3人のために何十人もの他の乗客が迷惑を被ってるの、変。

周りもみんなスマホに夢中で『知らぬ存ぜぬ』。

ロンドンでもみんな電車内でスマホいじってるけど、日本ってスマホからかたくなに目を離さない感じで、周りで何が起きようと我関せず、と顔を上げることすらしないのが怖かった。

多分こういうところが外国人に『日本人ってロボットみたい』と言われる由縁なんだろう。

 
 
 
だけど日本に住んでいる日本人は『スーツケースが邪魔なインバウンド』と捉えるのだろうか?

「動画観てて気付きません」

「私たちもスーツケース持ってます」

「健常者で大きな荷物はないけど、歩きたくないです」

こういった日本人が『正義』?

電車内は若い人だったけど、エレベーターはおじさんたちだったから、世代的な問題とかそういう話でもない。

日本人っていつからこんな風になっちゃったの?

私は日本に帰国しなかった年月が長いせいか、日本に理想を抱いているところがあるのかもしれない。

「日本は良い国」

「日本人は親切」

「信頼できる」

だから久々に日本に到着した途端、こんな光景を立て続けに目の当たりにしてとても悲しかった。

羽田空港や成田空港から出ている電車なんて、インバウンドが多いのは当たり前。

その最初の電車がこんな様子なのであれば、日本に対する印象が悪くなっても不思議はない。


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