日本では6月公開予定の映画、『Michael』。
イギリスではすでに公開されているので観てきました。
マイケル・ジャクソンの伝記映画で既に知られていることばかりだろうから、あまりネタバレ要素はないかもしれないけれど、気になる人は実際に映画を観てからお読みください!
まず始めに、私はマイケル・ジャクソンのことをそれほど知らなかった。
この記事で書いたように、マイケル・ジャクソンの超有名曲の歌詞すらよく知らなかったくらいだ。
そんな私でも、この映画の期待度は高くなかった。
何故なら、まずポスターにあった主演の写真がマイケルにはあまり似ておらず、あまり観る気になれなかった。
調べてみると、主演を演じるのはマイケルの実の甥っ子であるジャーファー・ジャクソン。
この映画以前に、俳優としての経歴はない。
あー、なるほどね…。
実の甥っ子だったら、似てなかろうが、下手だろうが、『甥っ子だから』という免罪符がつくもんね。
マイケル・ジャクソンともなるといまだに熱狂的ファンも多いだろうけど、甥っ子だったら許されるだろうしね。
で、批評家たちの口コミもなかなか辛かった。
だからあまり期待していなかったけれど、機会があったので観に行った。
結果、驚いた。
期待していなかったからかもしれないが、なかなか良かった。
改めて甥っ子、ジャーファーさんのウィキペディアを見てみると、「ダンサー」とある。
だからか!!
演技経験のない単なる甥っ子だと思っていたから、ダンスシーンにも驚いた。
熱狂的なマイケルファンの方からすると違うのかもしれないけど、私のような一般人には彼のダンスは上出来に見えた。
ここまで出来る甥っ子がいるということが奇跡的にすら思えた。
で、ポスターでは全然似てないと思った甥っ子だけど、映画の中では何度もマイケル本人に見えるシーンがあった。
これは一緒に観た相方も同じ意見だった。
全てのシーンで似てるわけではないけれど、時々ふっとマイケル本人にすごく似た表情が出る。
ポスターではあんなに似非マイケルなのに、これも予想外の驚きだった。
ただ序盤は明らかな付け鼻…それは後に出てくる鼻の整形シーンのためだったんだけど、『この鼻、やりすぎじゃない?』と時々シーンに集中できず💦笑
同じくちょっと気になったシーンというと、マイケルのペット・お猿のバブルスくんとのシーンがあるのだが、これがバリバリAIでちょっとイマイチ。。。
AIで庭にキリンが歩いているのも描かれていたけど、まさかマイケル・ジャクソンが自宅でキリンを飼っていたなんて知らなかったので驚いた。
そして大人になってからも長いこと(おそらくマイケル30歳頃まで)家族と一緒に住んでいたことも結構驚きだった。
ジャーファーさんの演技も良かった。
マイケルの喋り方というと裏声で話しているような高い声が印象にあるけど、そこまでやりすぎでもなく、でも儚い喋り方はきちんと表現してる感じで。
そして何もセリフがなくても目で感情を表現しているシーンもあったりして、観ている私も思わず泣きそうになってしまうシーンもあった。
全然期待していなかったジャーファーさんの演技だけど、初めての演技とは思えないくらい素晴らしかった。
またマイケルの幼少期を演じたジュリアーノ・クルー・ヴァルディくんもなかなか。
調べてみると、天才ダンサー少年として有名だったらしい。
天性のリズムを持ってるマイケル役がとてもよく表現できていた。
彼のシーンでは時々観客が『オーゥ、可愛い~』と漏らしていた。笑
ストーリーはマイケルの幼少期から晩年までだと思っていたのだが、幼少期からBad発売の頃までだった。
父親に支配・虐待されていた幼少期から、その父親と決別するまで、という流れだ。
お話としては晩年までやるには時間が足りないだろうから、これで良かったのかもしれない。
ファンの方にとっては『これが触れられてない』『なぜあれを描かない?』というようなこともあるんだろうけど、私のようなマイケル初心者がマイケルを知るきっかけとしてはこのボリュームで良かったと思う。
実際、この映画を観た後に気になって、マイケルのインタビュー動画を観たり死の真相について読んだりした。
だけどマイケルのことって知れば知るほど…なんだか悲しい。
そしてお金の恐ろしさも実感する。
ウィキペディアに『売れた音楽家の一覧』というページがあるのだが、これによると1位がビートルズで2位がマイケル・ジャクソン。
※この日本語版ウィキペディアでは日本人アーティスト1位がB’z、2位がAKB48になっていて驚いたが、英語版で日本人2位は浜崎あゆみとなっている。どれが正しいのかよくわからず…。
ちなみに私は、AKBからの流れで今のアイドルたちが特典とか握手会なんかのためにCDを積ませるというやり方が大嫌い。それで日本2位とか言っても…ねぇ?
しかしビートルズが4人なのに対してマイケルは1人。
ソロアーティストとしてはぶっちぎりだろう。
しかも今回知ったのだが、マイケルはなかなかやり手の実業家という顔もあったらしい。
音楽活動で得た資金を基に投資して、それがまた億のお金を生み出し…逝去時には負債のあったマイケルだが、生前行っていたビジネスがいまだに生きていて今や収益を生み出しているらしい。
儚さそうに見えて、子供心を忘れない少年のように見えて、なかなかやるんだね!
すごいわ、マイケル。
だけどこの映画でビジネス臭いと言えば、マイケルの聖人っぷり。
ちょいちょい病気の子供を見舞うシーンが入れられてる。
マイケル初心者の私でも、マイケルが病気の子供たちを励ましたり、基金を作って支援していたことなどは知っている。
マイケル・ジャクソンがこれだけ世界中で愛されている理由の1つが、こういった彼の優しさなのだろうと思う。
だけどこんなにちょいちょい訪問シーンを入れる必要あったのか?ってくらい、何回も病院訪問シーンが出てきてた。
後から知ったんだけど、この映画のエグゼクティブ・プロデューサーの中にマイケルの顧問弁護士の名も入っていて、きっと死後の今でもお金を生み出すために、マイケルのイメージアップは欠かさないといったところなのかな?と思った。
※この顧問弁護士が負債でマイナスだったマイケルの資産をプラスに転じさせたらしいし、マイケルに投資のアドバイスなんかしてたのもこの弁護士だったらしい。
他のエグゼクティブ・プロデューサーとして、映画が終わった後のエンドロールで3人のジャクソン家の人の名前が出ていたと思うんだけど(頼りは自分の記憶のみ)、相方に話しかけられていてちゃんと見られなかった。
ま~後からすぐに調べられるだろうと思ってたけれど、これが調べてもなかなか出て来ない。
なぜ調べたかったのかというと、映画の中に何人か出ていない兄弟姉妹がいたのが気になって、どの兄弟がプロデューサーとして名前を連ねているのか気になったから。
姉は二人いるはずなのに1人しか女の子はいなかったし、妹のジャネットらしき子も見当たらなかった。
ところがエグゼクティブ・プロデューサーの名前を探してみても、全然見つからない。
映画の公式HPを見ても、ウィキペディアを見ても、ジャクソン家からのエグゼクティブ・プロデューサーが誰なのか、なかなか出て来なかったのだが、このページでようやく見つけた。
このページは英語だが、下の方にこんな箇所がある。

4行目がエグゼクティブ・プロデューサーで、そこにはジャッキー、ジャーメイン、ラトーヤ、マーロン、ティトというマイケルの兄妹5名とプリンス(マイケルの息子)の名前があった。
だからリビーという一番上のお姉さんとランディ(弟)、ジャネット(妹)はこの映画に同意していなかったようだ。
だからって彼らの存在自体が伝記映画から消されてたのか…。
でも彼らの存在を描けないせいで語れないエピソードなんかもあるんじゃないだろうか?
ジャクソン家でこの映画にまつわる確執もありそうだけど、すでに第二弾が決定しているらしい。
個人的にはボヘミアン・ラプソディよりも今回のMichaelの方が私は好きだったので第二弾もぜひ観たいと思っているけど、一緒に観た相方はボヘミアンの方が好きだったようで、第二弾は観なくてもいいという反応だった。。。
※ボヘミアン・ラプソディ、Michaelは共に同じ脚本家による作品。
Badの発売が1987年ということは、きっとそれから6年後の1993年に起こった、性的虐待訴訟についても第二弾の映画では触れられるのではないだろうか?
その件について、もう少し書きたいことがあるのでそれはまた次回。


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