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私がイギリスに来た季節

英国生活

4月の終わりは私はイギリスにやってきた季節。

こちらの記事でも紹介したが、この時期、ロンドンは非常に良い季節。

確かロンドンに到着したのは夕方頃だったと思う。

今日、4月23日の日の入り時間を調べたところ、20:10で、20:47までは明るいらしい。

私の到着したのは17時前後だった気がするので、まだまだ明るい時間帯だった。

イギリスに到着して最初の4週間は語学学校とホームステイを申し込んでいたのだが、空港からホームステイ先までは送迎サービスを利用した。

私の乗っていた飛行機の到着が少し遅れたのに加え、入国審査で20~30分ほど止められたので、私が伝えていた到着時刻よりも1時間ほど遅れてしまったかもしれない。

しかし送迎のおじさんは待っていてくれた。

私はロンドンどころかイギリス、引いてはヨーロッパにすら来たことがなかった。

今思うと、行ったこともない国に住もうと思うのはなかなかだな。

乗り換えを含めた長時間フライトの後、ようやくたどり着いた異国の街。

私はクタクタに疲れていた。

とにかくステイ先へ行って休みたかった。

だけど送迎のおじさんが弾丸トークでいろいろアドバイスをしてくる。

「英語を上達するには、自分の国の人とはつるまないことだね」

「自分の国の人とも英語でしゃべることだよ」

私はなんとかつたない英語で受け答えする。

おじさんはそんなアドバイスをしつつ、信号で止まったかと思いきや

「ほら!ここ!!有名なホールだよ!!写真撮んな、写真撮んな!!」

と促してくる。

…あたし、疲れてんの。。。

でも重い腕を持ち上げて、なんとか写真を撮る。

「違うよ!外に出て撮んなよ!!今なら大丈夫だから!!」

え??信号待ちしてるとこでしょ??

てか、外に出る気力なんてないんだけど…。

でもこのおじさんは私がロンドンで出会った初めての人。

しかもおじさん自身は親切でやってくれてる。

辛かったけれど、おじさんの言う通り、外に出て写真を撮る。

戻ってきておじさんに告げる。

「ありがとう、でもステイ先に行きたい」

そんな私のつたない英語を尻目に、おじさんは私をどこか川のほとりへ連れてきた。

そこも観光スポットだと言う。

そこで車を停めて、写真を撮れ撮れうるさい。

こうしてロンドンに長年住んだ今振り返ると、それは私のステイ先とは逆方向だった。

とんでもねぇ送迎おっさんだな。

だけどその時の私はロンドンの土地勘などなかった。

さっきはソフトに告げたが、今回は強めに懇願した。

「ありがたいけど、私はとても疲れているんです!!ステイ先へ行ってください!!!!」

おじさんはようやく私をステイ先へ連れて行ってくれた。

別れ際、おじさんは

「何かあったら、いつでも連絡して」

と私に電話番号を渡して去っていった。

なんとかステイ先に到着し、ホストレディ(私が滞在したのはおばさん1人の家で、ホストファミリーではなかった)がお茶を淹れてくれたころには日はもうだいぶ落ちかけていた。

キッチンに洗濯機があったことに、違和感を感じたことを覚えてる。

イギリスでは水関連と電気関連を一緒にしたくないらしく、お風呂場にはコンセントのプラグなどもない。

でもいまやすっかり、洗濯機がキッチンにある風景に慣れてしまった。


 
イギリス到着の翌日から語学学校で目まぐるしい日々を過ごしており、そんな送迎おじさんのことなんてすっかり忘れていた2週間後。

語学学校の受付に呼び出され、送迎おじさんが追加料金を請求してきていると聞かされた。

空港での待ち時間が長かったから、その分を支払えと。

ま・じ・かーーーーー!?

つーか、その場ではなく2週間後に言ってきた、ってことは、私が連絡しなかったから、ってことじゃない!?

つーーーーーか、”何かあったら”って、そんなよく知らんおっさんに頼るような”何か”なんてねーーーーんだよ!!!!

とっても驚いたのと同時に、非常に不快&腹立たしかった。

つたない英語で、その送迎の日に何が起こったのかを語学学校のスタッフに伝えた。

私の方が被害者だと。

疲れていてステイ先へ行きたいのに、いろいろと連れまわされて。

学校側は私の主張を聞き入れてくれて、そのおっさんに抗議してくれたらしい。

私は追加料金を支払わずに済んだ。

こんな経験があるからか、私は一人でタクシーに乗るのが怖い。

あれからそんなに時間が経ったなんて信じられない。

この季節になると自分がイギリスに到着した時のことを思い出すけれど、それが冬の陰鬱な時じゃなくて良かった。

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