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病院の待合室②

hospital 英国生活

この記事はこちらの続きです。

 
 
中国人っぽい女性に流暢な英語で荷物の見張りを頼まれた私。

彼女の荷物に目をやると、なんとモンチッチのサブバッグ。(笑)

あら、やだ、カワイイ(笑)

女性はなかなか帰ってこなかったので、もしその間に私が呼ばれちゃったらどうしようと思ったが、それでも私が呼ばれることはなかった。

戻ってきた彼女に

「モンチッチ、かわいいね」

と言うと…あぁ、これが間違いだった。

待ち時間で退屈していたのか、女性は堰を切ったようにベラベラベラベラ話し出した。

 
 
「モンチッチ?これね、去年、友達の結婚式で沖縄に行ったのよ~~~!!日本には2週間行ったんだけど、沖縄・京都・大阪・東京と行って、どこも素晴らしかったわ!!なにせ食べ物が美味しい!どんな小さなお店でもコンビニでも、何を食べても全部美味しい!!日本、大好き!だけど日本って英語話す人が少ないね、私はカナダ生まれのカナダ育ちだけど、週に1回は中国語を学ぶ学校にも行ってたから中国語も出来ることは出来るんだけど、日本にいたときに英語で店員さんに話しかけてもコミュニケーションできなくて、逆に中国語だったらできます、っていうことが多かったの!私、ビックリしちゃった!私の中国語も怪しいもんなんだけどね。東京ではね、六本木に泊ったのよ~…うんぬんかんぬん。」

周りで待ってる患者さんたちも私たちのことをチラチラ見ている。

この女性、かなりの弾丸トーク💦

「と、ところであなたの予約は何時?」

なんとか隙を縫って尋ねると、彼女は予約をしていないとのこと。

ということは

6時間待ちの可能性?

聞くと彼女は私とほぼ同時刻に病院に着いたらしい。

「6時間待ちの可能性だから、かなり準備してきたのよ(と果物の入ったタッパーを見せられる)。でもさっき受付で聞いたら、私の前に待ってる人はあと2人って言われたからアナタも聞いてみたら?」

なに!?予約なしの人があと2人で順番が回ってくるというのに、私はまだだと!?!?

受付に行って私は現在、何番目なのか聞いてみた。

「えーっと。あなたの担当医は他に予約がないから、あなたが次よ。」

だがすでに待ち時間は1時間を超えていた。

「もう1時間待ってるんだけど、他に待っている人いないのになぜ…?」

「今の人が時間掛かっちゃってるのかもね、もう少し待ってちょうだい」

病院側の都合で予約を後日にされたうえ、この待ち時間…あぁ、イライラする~~~。

 
 
席に戻ると、また中国系カナダ人女性の怒涛のトーク。

それでね、また別の友達が4月に沖縄で結婚式を挙げるんだけど…

「沖縄出身の友達が多いんだね?」

そうなの!みんな私に”沖縄出身の友達が多いね”って言うんだけど、実はこれ、中国人の間で流行ってるの!日本人の友達じゃなくて、中国人の友達が沖縄で挙式するのがトレンドなのよ~。全部込みこみのパッケージがあって結構安いのよ。だからみんな沖縄で挙式するのよね~。」

……まじか?

確かに日本人にもハワイやらグアムやらで挙式する人がいる。

でもまさか、日本に外国人が挙式をするために来るようになるとはあまり考えていなかった。

それが「トレンド」で、「込みこみパッケージが安い」というのもなんだかショック。

やっぱり日本は安くなっちゃいけない国だと思う。

安くなって外国人が押し寄せたら(ってもうすでに押し寄せてるんだけど)、本当に大変。

もうすでにこんな状況なのに、この間、自民党が大勝したのって、国民はこのまま安いままでいいと思ってるってことなのか?

 
 
話はそれたけど、この女性の弾丸トークは止まらない。

「ほらー、これー!(と、インスタを見せてくる)友達が六本木でマリオカートしたのよ~~、私もすっごくやりたかったんだけど、国際免許を取ってなくて出来なかったのーー、ホント残念だったわ~~~~!!」

…うーーわ。

うーーーーーーーーわ!!

私、公道でマリオカートしてる外国人たち、大嫌い。

この間、日本に一時帰国した時にチラッと見かけて、なんだか腹立たしかった。

だって一般道をカートが連なって走ることを許可している国なんてあるんだろうか?

外国人観光客たちは、自分たちが子供のころから親しんでいるゲームが現実になることに興奮するのかもしれないけど、普通にそこで生活している人たちにとっては迷惑でしかない。

レース場なんかでやる分にはいいけど、一般道を我が物顔で走っていくカートには苛立たしさしか覚えない。 

 
 
彼女の話で私がどんな感情を抱いているかなんて、本人は露知らず。

また別の地雷を踏んでくる。

アナタ、ここに来て長いの?どれくらい住んでるの?もしかして子供の時から住んでる?今、何歳?なんのビザで来たの?どこに住んでるの?この病院の近く?で、仕事は何?会社勤めなの?フリーランスなの?」

あ~~~~~~~~~~~~~~!!💢

私、初対面で個人的なことを質問攻めしてくる人、嫌ーーーーーーい!!!!

これってロンドンで出会う日本人にも結構いるんだよなぁ。

人に聞くならその前に、お前が今、何歳で、何のビザでこの国にやってきて現在は何のビザを保持していて、何年この国に住んでいて、今現在はどの場所に住んでいて、どんな職業をしているのか、そしてそれは雇用されているのかフリーランスなのか、全て自己紹介したうえで聞け💢

彼女は私の地雷を踏みまくり。

それに加えて病院の待ち時間も、私の怒りに拍車をかける。

「ねぇ、アナタ、インスタ持ってる?私、実はメイクアップの仕事もしてて顔ヨガのチャンネルを作ったんだけど私が参考にしている顔ヨガ先生も日本人で…うんぬんかんぬん」

彼女はすっぴんだったし(病院にいる今だけでなく、見せてくれたインスタの写真も全てすっぴんだった)、ファッションも…だったので、メイクの仕事をしている人には到底見えなかった。

もしかしてインスタのフォロワー増やしたいのか?

それとも日本人の友達を欲しがってる??

あー、でも私は彼女の話より待ち時間が気になってしまう。

1時間半を超えたところでようやく呼ばれた。

予約の日時を変更され、1時間半以上待たされた診療は5分で終わった。

診療室を出ると彼女がまだ座っていたが、幸い本を読んでいてこちらに気付いていない様子だった。

彼女が悪い人ではないのは、わかる。

悪気があって私の地雷を踏んだわけじゃない。

でもきっと価値観が違いすぎる。

私は彼女が顔を上げる前に、待合室を小走りで通り抜けた。

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