先日、とある留学エージェントから相互リンクのご連絡をいただいた。
私は宣伝ブログが大嫌い。
宣伝で稼いでるブログの口コミってやっぱりどこか信じられない。
だってそれ宣伝するからお金もらえてるんでしょ?そりゃ嫌なことは書かないよね。
ブログ記事を最後まで読んだところで
「このリンクから申し込んでもらえると5ポンドもらえます!」
とかいう文言があると萎える。
だから私はしない。
6年前に開設したブログではレビューもいくつかしているが、どれも自分が購入した上での正直な感想。
「ここから買えますよ~♪」
的な誘導もしていない。
だけど今回いただいたのは相互リンクの話。
金銭は発生しないけど、お互いリンク張りあってアクセス増やしましょ!ってだけ。
もちろん、良いエージェントならばおススメすることに異議はない。
さっそく彼らのHPをポチ。
見た目、しっかりした会社に見えた。一瞬ね。
サイト自体はよく出来てるように見えるので、しっかりした会社に見えた。一瞬ね。
国別のコラムを掲載してるようなので、ここにリンクしたいってことなんだな。
この会社は他社よりもお安くサポートしてくれるところが売りらしい。
まずはイギリス・4週間で簡易計算。ぽち。
ライトコース35万。スタンダードコース約39万。
うーん、安いのかなぁ…?この料金に航空券やビザ申請費は含まれていない。
イギリス留学の経験談を読んでみる。
あれ?ほぼ中高生…。しかもほぼ2週間…。
2週間って「留学」って言う??
「私、イギリスに留学したことあるんだ」
って聞いたら、少なくとも半年~1年は想像しません??
体験談の「どうしてこのエージェントを選んだんですか?」という問いには
「お値段がお手頃だったから」
「一番安かったから」
という回答が多く見られたが、中高生ってことは払ってるの親じゃん…。
一応、この記事は大人で留学・ワーホリを考えている人に向けて書いています。
タイトルの「エージェントに頼るなら留学・ワーホリするな!」
というのは大人に向けての言葉。
さすがに中高生にそこまで厳しく言えません。
で、体験談を一通り見て、留学先の学校の料金表と照らし合わせてみて、まぁ高くはないと思いました。
エージェントは一般に公開されている料金表より割引されているだろうし(エージェントにならない?と語学学校に勤めてる人から何回か誘われたことがあって、だいたい30~40%割引でその割引分がエージェントへのマージンでした)、自分で予約できるならその方が安いかもしれないけど、そこまで悪質な上乗せはされていないように見えました。
有名な学校もあったし、私が行ってた学校もあったし、うちの近所の怪しい学校(笑)も含まれてました。
どの学校を選んでも同一料金らしいです。
ぶっちゃけ、2週間の短期留学で英語力アップなんて出来ません(断言)。
外国人と話す恐怖心が薄れたり、これから勉強頑張ろう!というモチベーションアップにはなると思います。
中高生にとってはこの2週間が人生観を変える2週間になるかもしれません。
だけど!!
私がこの記事を書こうと思ったのはワーホリのとこなんですよ!!!!怒
「2024年12月でのイギリスの最低賃金は£13.85なので、6か月間働けば250万円稼ぐことが可能」
って書いてある…。
こわいこわいこわいこわいこわい!!!!!!!
なぜならば。
イギリスの最低賃金は2025年12月の時点で£12.21。

留学エージェントのHPに£13.85と書いてあるのを見て驚き、思わず英国政府のページで調べちゃいましたよ。
そうだよね、そうだよねーー?!
さすがに£13.85は盛りすぎだよねーーーー!?
2024年を見てみても、もちろん今より高いわけがなく。
で、ワーホリ1年にかかる費用として掲載されていたのがこちら。

上の表では9か月間・1日6時間x週5日でお給料98万円とされているのに、別の個所では6か月働けば250万…?
おかしい、おかしい!!
さらにこの表の「滞在費72~100万」。
ありえません。
滞在費って家賃のことだと思うのですが、1年住むのにシェアハウスでおそらく倍はかかるでしょうね…。
1年で100万とすると1か月8万3000円くらい。
ポンドに直すと月£400…?
ロンドンでそんな物件、シェアハウスでもまずありません!!!!
相当怪しい地域や違法で家賃収入を得たい生活保護受給者なんかが貸してる物件ならあるかも。
物件情報なんかを見ていると、シェアハウスの個室で£700~800くらいが多いように見えます。
「生活費 66~72万」。
一番高い72万を12か月で割ると6万円。
イギリスのポンドだと£300いかないくらい。
…厳しいですな。
地下鉄を乗らなくていい場所に住んでるならめちゃくちゃ切り詰めていけるかも…?
zone 3に住んでいると仮定して、職場や学校がzone 1だった場合、地下鉄の定期券1か月分は£201.60。(2025/12現在)
生活費、あと£100しかなくなっちゃう。
無理だよ~、生きてけないよーーー!!
ロンドン、物価死ぬほど高いんだからね?
この間、スーパーで板チョコ安売りしてたけど、セールで板チョコ800円するんだからね?
物価の上昇が激しすぎて、住んでる私ですらセールで800円のチョコは驚きました…。
2週間の短期留学ならそこらへんの差はあまりわからないかもしれないけど、この会社のワーホリの部分はあまりにずさん!!
この費用の表を見て真に受けて来ちゃったら大変。
エージェントとしてそんなとんでもない情報を与えてるのは本当にひどい。
イギリスの暮らしがどんなものか、よくわからない人たちが、イギリスの生活を知るプロとしてエージェントに頼るわけでしょ?
ひどい、本当にひどい。
でもひどいと思ったのはここじゃない、「就労確約ワーホリプラン」というもの!!怒
ワーホリの現実は厳しい一面もあり、最近ではワーホリ渡航者の就職困難のニュースが目立ちます。せっかく英語力やキャリアップのためにワーホリに行っても「実際は日本食レストランでしか働けなかった」という声もあります。
(中略)
本プランではワーホリの就労先が確約。イギリスの5つ星ホテルで働くことができるため、英語を使いながら最上級のホスピタリティを学ぶことができます。
(中略)
本プランではイギリス最低時給での就労が確約されています。現在のイギリスの最低時給は£13.85(日本円で約2,600円)なので、 6ヶ月間働けば250万円程度稼ぐことが可能です。
※2024年12月時点のレート

もう、私、泣きたい…。
ひどいよ。
イギリスの最低賃金が£13.85でないのは先ほど書いた通り。
語学学校8週間+24週間の就労コースで107万円…!!!!
滞在が3~4名部屋ってことはシェアハウス(少なくとも個室)でもない相部屋ってことだし、8週間分しか含まれてないからそれ以降は自分で探して払えって話だし、さっきも書いたけどシェアハウスで£700~800が相場だと思うし。
なんか、「250万円は稼げるから、一番高い語学学校24週のコース175万でもお釣り来るよ」って誘導してるように見える。
でも航空券もビザ取得費用も、8週間以降の家賃も、生活費も、ここには含まれていない。
そして英文履歴書添削や面接練習なんて、どこの語学学校でも無料でやってくれるはず。
そのための学校なんだからさ。
で、応募条件に「就労前に英語力が準上級(B2レベル)に到達していること」だって!!
日本人はね、読み書きだけならB2くらい簡単にいけたりするんですよ。
でもね、コミュニケーションの話す・聞くが入ってくると別なんだよなぁ。
就労先ホテルとの面接が3回あるって書いてあるけど…これ、コミュニケーション力がB2に達してるかどうか、1回の面接じゃ達してない人が多いってことなのかな?
「5つ星ホテル」とは言ってるけど、何の職種かも書いてない。
英語力が危ない人は部屋の掃除とかだってあり得るのかも?
フロントなんて英語が流暢な人じゃないとダメなはず。
ウェイター・ウェイトレスもある程度コミュニケーション取れないとダメだけど、フロントよりは基準がゆるいはず。
客前に出せないくらいの英語力だとすると、キッチンや掃除になるのかもなぁ。
このエージェントもこれだけ払わせておいて「英語力が達してません」で切れないもんな。
保険として「B2に達してること」とは書いてあるけど、ホテル勤務であれば英語力によってポジション変えられるもんな。
ホテル側としては、日本語の話せるスタッフがいるのってありがたいはずなんですよ。
私もイギリスに来た頃に1度、有名なホテルで働いたことがあります。
で、日本人客もけっこういて、日本人客は英語が話せないことが多いので受付からヘルプの電話が掛かってくることもしょっちゅうあった。
日本語が話せる+最低賃金での就労だから受け入れてるのかな…?
去年廃止になった、外国人研修制度みたい。
「搾取」。
ホテルってサービス業だから、サービス料が発生するんですよ。
そして去年サービス料に関する法律が変わって、雇用主はお客さんからいただいたチップやサービス料を100%雇用者に支払わなければならなくなったんです。
今調べたところ、サービス料はホテルのキッチンや清掃などお客さんと直接接していないスタッフも平等に分けるのが法律だそう。
だから「最低賃金での就労が確約」って・・・ちょっときな臭い…。
こういうのを見ていると、泣きたくなってくる。
日本人から搾取しないでくれよーーーーー!!!!
「大人で」ワーホリ・留学を考えている人で、エージェントを頼らなくちゃいけないなら行かない方がいいかも。
いまやネットで何でも調べられる。
英語が出来なくたって、カメラをさっとかざせば翻訳してくれる。
語学学校くらい自分で探せないと、ワーホリや留学で1年2年過ごせないかも。
2~3週間の短期留学だったり中高生だったならエージェントを利用するのも一案。
でも長期滞在する予定なら、エージェントを頼るな!
この留学エージェントの搾取を思わせるプランを見て、余計そう思う。
どうか、搾取される側にはならないで。
ここからはちょっと余談で、語学学校について。
こちらのサイトによると、先ほどのワーホリプランで利用される語学学校・ベイズウォーターカレッジは6か月間の一般英語コースで107万円。
ちなみにさっきの留学エージェントのHPではベイズウォーターカレッジ6か月就労確約プランで175万…70万上乗せこわ。
これは安い語学学校ランキングで、このベイズウォーターカレッジは18位。
一番安いゴールダーズグリーンカレッジだと46万8000円。倍違う。
これは私の個人的な意見だが、値段が倍違う分、質も倍違うのか?というと、おそらくそんなことはないと思う。
渡英してきた年に、ベイズウォーター(地名)にある語学学校を見学しに行ったことがある。
それがこの「ベイズウォーターカレッジ」なのかどうか、定かではない。
でも場所は非常に近い。そこらへんだった。
同じところかなー?
イタリア人のフラットメイトが
「EUの生徒はタダだから行ってた、友達もできて良かったよ!」
とおススメしてたので行ってみたのだが、すごく校舎が小さかった覚えがある。
ロンドンにある語学学校は、zone 1という中心地にあればもちろん家賃が高い⇒授業料も高くなる、そして校舎や教室が狭い、といったことも多くなる。
私が最初の4週間通った語学学校はzone 2にあったが、zone 2とは言えど繁華街ではあった。
でもこの学校には生徒たちが勉強したり話したりできる大きなラウンジがあり、休憩時間には無料でコーヒー・紅茶を提供してくれるカフェがあり、大きな屋上では日光浴したり喫煙したりする生徒がいた。
だけどその後、他の学校を見学に行ってみると、そんな学校はまずなかった。
小さな受付と教室。それだけ。
多くの語学学校はそんな感じだった。
ラウンジのある学校ではSocial Activityといって、曜日ごとにイベントが開催されていたが(月曜:ご近所ウォーキング、火曜:クイズ、水曜:ロンドン中心地ツアー、木曜:パブナイト、など)他の学校ではそんなイベントはなかった。
そして講師の質は本当に運。
同じ学校でも担当の講師によって質は全然違ったりする。
だから値段が倍違ったとしても、それだけの価値があるかどうかは微妙だと個人的には思う。
今はYouTubeなどで学校の雰囲気を発信してるところも多いだろうから、そういったものを観て確認するのがおススメ。
またワーホリならば、最初から学校を決めてくるのではなく、ロンドンに着いてから見学に行って決めるのも良いかもしれない。
「留学」となると学生ビザを発行するライセンスのある学校を申し込まないといけないが、ワーホリで就学が自由なのであれば、地域のコミュニティセンターで無料英語クラスを利用する手もある。
学生ビザを発行するライセンスのない学校ならば費用もだいぶ安いはず。
いろいろ調べてみてね!
Good luck!!


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