①はこちら。
数年訪れていなかった日本食レストランを訪ねた私たち。
そこに私の知っているあのレストランはもうなかった…。
中年の日本人ウェイトレスにビックリするような接客を受けた。
でももっと驚いたのは、またまた食事の提供に1時間掛かったこと…。
いやはや、驚いた。
私たちが注文したのはラーメン。
フレンチのコースじゃあない。
ラーメンで1時間以上は本当に無理。
ロンドンの一風堂なら、注文して、トイレに手を洗いに行って戻ってきたら、すでにラーメンがテーブルに置いてある。
何をどうしたら、ラーメンに1時間も掛かるのだろう??
しかも1時間待って食べたラーメンは…イマイチだった。
友人の食べたラーメンはわからないけれど、うちのパートナーが楽しみにしていた味噌ラーメンは…うーん、なんだかインスタントラーメンみたいな味だった。
キッチンを担当していた旦那さんはきっともうこのレストランで調理をしてはいないのだろう。
後からマスクをした息子さんが出てきたので、きっと今は息子さんがキッチンを担当しているのだろうと思う。
お会計前にトイレへ行って出てくると、客として来ていた別のレストランの夫婦と目が合った。
奥さんが”あら?”というような顔をしたので、軽く会釈した。
あれ?私の事、覚えてるのかな??
席に戻ると、パートナーが憤慨していた。
あの中年ウェイトレス。
パートナーがお会計を頼んだときにも、何も言わず無視するような態度だったらしい。
うちのパートナーは非常に穏やかで、怒ることがほとんどない。
だけどこの中年ウェイトレスに対しては、最初の入口で無視されたところからかなり気分が悪かったらしい。
「サービス料は支払わない!」
普段、穏やかで怒らない彼が憤慨しているなら、私は迷わず彼の味方になりましょう。
お会計もなかなか時間がかかり、やっと持ってきたお会計は日本語で注文の時に書いたメモだった。
私は読めるけど、パートナーや友人は読めない。
しかも合計金額より25%上乗せされた金額が請求されている。
なに、これ??
サービス料は通常10~15%くらいだが、ここは高級店でもないのに25%も加算されている。
後からこのレストランのレビューを見ると、
「きちんとしたレシートもくれず、何にいくら支払っているのかわからない。この店は怪しい。」
と書いている人が何人かいた。
ホント、このやり方ってチャイナタウンなんだよな~…。
日系のレストランでこんなやり方、しないでよ~~~😭
中年ウェイトレスに会計の詳細を尋ねると
中年「サービス料10%」
私「いやいや、サービス料って20%以上加算されてますけど?」
中年「…VAT(付加価値税という税金)」
しかしイギリスで税金抜きの料金をメニューに載せて、会計時に加えるのは違法だ。
”あれ?確か違法では?”なんて考えているうちに、パートナーが中年ウェイトレスに
「サービス料は抜いて」
と言い放った。
彼女が不満げに去っていくと、パートナーが言った。
「サービス料は任意。こんな嫌な気分にさせられたんだ。説明する義理もない。」
確かに。
中年ウェイトレスが戻ってきたが、サービス料を抜いたお会計を持ってきたのではなく、私にもごもごと日本語で
「なにか…不都合でも…」
と聞いてきた。
あれだけ無言貫いてたくせに、今になって話しかけてくんのかよ!!💢
これには私がブチ切れた。
なぜか英語でぶちまけてしまった。
「目も合わせない、挨拶もしない、話を聞きもしない、客を無視する、汚い湯飲みを提供する、謝罪もしない、こんな態度しておいて”不都合”って!?!?」
でもハッとした。
すぐ後ろに、別のレストランのオーナー夫婦がいる。
やだ、ちょっと見られたくないなぁ(でももう見られてるわね)。
パートナーは
「サービス料は任意のはず。サービス料に見合うサービスを受けていないから支払わない」
と告げる。
中年ウェイトレスはまた不満げに去っていく。
私もパートナーもレストランで働いた経験があるので、こういった場面について良く知っている。
今回のようにあまりに待ち時間が長かったり、きちんとサービスされていないと感じる時などには、客はサービス料の支払いを拒否する権利がある。
そしてお店側はそれを責めることはできない。
だって任意だから。
まぁ普通だったら支払われるけど、やっぱりお客さんが満足していなければ支払われなくても仕方ないのだ。
もし日本から観光で来る人などは、これを覚えていて欲しい!
サービス料は絶対に支払わなくてはいけない、というものではない!!
それなのに戻ってきた中年ウェイトレスはメニューの表紙を指さし、
「サービス料は支払わなければならない」
と言ってくる。
確かにメニューには
「この料金にVAT(付加価値税)とサービス料が加えられます」
と書かれていた。
でもさっきから書いているように、これは任意なのだ。
サービス料の支払いを強制するレストランなど、初めて見た。
本当にビックリ。
しかももしVATが加算されているなら、VATは20%。
VAT20%にサービス料10%であれば、30%加算されていないとおかしい。
でも請求されていたのは25%の加算。
これまた計算が合わない。
パートナーがお会計を頼んでからここまでで、すでに20分以上が経っている。
また中年ウェイトレスはレジのあるカウンターへ戻っていったが、早く店を出たいパートナーはレジへ行って口論している。
いつもならパートナーの横へ行って私も味方になるのだが…今回は後ろに別のレストランのオーナー夫婦がいる。
しかも奥さんは私の顔を覚えてたかもしれない…。
やだー、見られたくないーーー💦
パートナーちゃん、ごめん。でも隣に行けない!!
私は後ろ向きだったのですべては聞こえないが、どうやらキッチンから出てきた息子さんと口論している様子。
私が息子さんの立場だったとしたら、まず何が問題だったのかを聞いて、謝罪したうえでサービス料を引かせて”いただく”。
だって食事の提供に1時間掛かった、これだけでも立派な理由。
さらに中年ウェイトレスの態度。
でも息子はもちろん謝罪することなんてなかった。
結局、25%加算されて請求されていたものを、半分の12.5%支払って決着がついたらしいが、VATを後から加算するのは違法=支払う義務はない&サービス料は支払い拒否、なのだとしたら、25%すべてを支払う必要はなかったことになる。
それなのに、私のパートナーは息子に
「30年やってるが、こんな客は初めてだ」
「お前ら、もう来んな」
と言われたらしい。
パートナーは
「いや、また来る気なんてあるわけないでしょ」
と返したらしいが。
うーーん、うーーん、うーーーーーーん。
曲がりなりにも客商売。
酔っぱらって他のお客に迷惑かけたり、お店のものを壊したり、そういった経緯だったとしたら
「もう来んな」
も、あり得るかもしれない。
でもサービス料の支払いを拒否されたお客さんに
「もう来んな」
は、世間知らず以外の何者でもないなぁ。
裏でスタッフ同士で言うならわかるけど、お客さん本人に言うなんて。
そこはいくら納得いかなかったとしても、表では「申し訳ございませんでした」なんだよなぁ。
10年前くらいに中学生だった息子さんということは、今20代前半~半ばでしょう。
多分、高校生くらいにお手伝いを初めて、すでにこのレストランの店主として君臨して。
お母さんにしていた態度、そのままでここまで来ちゃったのかなぁ?という印象。
しかも「30年やってるが」ってセリフは、このレストランの歴史であって、アナタは確実に30歳以下だし、10年もこの店に立ってない。
相手が元常連だということも気づかずに、そんな嘘がバレてるってのも恥ずかしい。
ご両親はコツコツと堅実に、誠実に、商売をされていた方たちだったのになぁ。
正直、その夜はショックが大きくて眠れなかった。
自分でもどうしてこんなにこの一件がショックなのか、理由がわからなかった。
だからよくよく考えてみたけれど、きっと私の思い出が詰まったレストランが、あんなにも変わってしまったことが悲しかったから。
だからとてもショックだった。
でもこれが時代の移り変わりってやつなのかなぁ。


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