イギリス・ロンドンと言えば、二階建てバス。
日本に住んでいたころはほとんどバスを利用することのなかった私だが、ロンドンではバスの利用は必須。
今日はバスの中でビックリする会話を聞いた。
私の後ろにイギリス人の母子が座っていた。
後ろだからもちろん姿は見えないけれど、話し方でイギリス人とわかる。
なにやら母親が息子に何かのイベントを説明している。
「有名な歌手が来て歌ったり、スペイン語の歌を歌ったり、とってもクールよ」
バスの車内なので、もちろん全部がクリアに聞こえるわけではないが、どうやらサッカーのイベントの話のようだった。
すると息子が
「ボクさ、野球が好きなんだ。ボク、野球上手いと思うんだ」
ええええええーーーーーーーー!!??
ややややや、野球!?!?!?!?
イギリスで、というよりもヨーロッパで子供が野球に興味を持つなんて!!!!
奇跡中の奇跡!!!!
母親は
「あ~、あのクリケットみたいなやつね」
と、野球の知識なし&興味なしな様子。
うおーーーーーーー!!
少年よ、今年はワールドベースボールクラッシックがあるんだよ、君は絶対観るべきだ!!
後ろに振り返ってそう伝えたかったが、さすがに前の席のアジア人が突然そんなこと話しかけてきたら怖いよな、と思い、なんとか自分を抑えた。
でも日本と比べると、イギリスって公共の場で知らない人と話す率は高い。
今日だけでも2人のおばさまとちょっとした会話をした。
一人はアフリカ系のおばさまで、バスで隣になった人。
しとしと、しとしと、今日は一日中雨が降っていたのだが、おばさまはそれを嘆いてきた。笑
「うん、ほんと雨やまないね、すごいね。」
私も相槌を打つ。
ちょっとした世間話をする。
そして私の降りるバス停に着いた。
「良い一日を!」
「バーイ」
爽やかにお別れ。
もう一人は帰りのバス。
バスの車内というよりはバスを降りたところで、ぶつかりそうになってしまった白人のおばさま。
「すみません!」
と私が謝ると
「いえいえ、こっちが悪かったのよ」
とおばさまも謝ってくれた。
そして通り過ぎようとすると、おばさまが
「良い髪色ね!」
と言ってくれたので振り返って感謝を伝えたが、また数秒後に
「あなたにとっても似合ってるわ!!」
とおばさま。
イギリスってこういうことが結構あるんだよなぁ。
今日は髪色を褒めてもらったけど、
「あなたのファッション、好きだわ」
とか
「アイライン、すごく綺麗」
とか、ちょっとしたことを褒めてくれる赤の他人がバスや電車の中でちょいちょいいる。
そしてそれって、とっても気分を明るくしてくれる。
今年に入ってから、ロンドンは毎日雨が降っているらしい。
正直、気分も落ちる。
ご飯はまずいし、天気は悪いし…イギリスの良いところってなんだ?と思わず考えてしまうけれど、こういう気軽に知らない人を褒めるところってイギリスの良いところだ。
知らない人だから社交辞令を言う必要なんてない=本音の誉め言葉ってことでしょう。
これを日本でやったら、怪しい人だと思われかねないよね。
でもこうした何気ない一言がその人の1日を明るく、ウキウキしたものにしてくれたりする。
これはイギリスの(数少ない)良いところの1つだなぁ。


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